栄養素たくさん!イタリアの古代小麦?:Farroってしってる?

日本では、最近いろんな種類のブランド米が人気ですよね。イタリアにも料理に合わせて色んな種類の穀物が使われています。そのなかで、一番古いと思われるのが…イタリアの古代小麦「Farro」です。今回はこのお米についてまとめました!

〇Farroってどんなお米?!

Farroは1万年くらい昔から栽培されているといわれる古代小麦です。最初につくられはじめたのは、中東地域(イラン、イラク、シリア、パレスチナのあたり)と考えられています。それがローマの時代にイタリアへやってきて、重要な食料として栽培が始まりました。

Farroは玄米みたいに粒のような見た目をしています。日本の古代米は赤紫ですが、Farroは茶褐色です。この色は、完全に精製をしていないからです。Farro は、実は粒の見た目が違う3種類の小麦のことをいいます。spelt (Triticum spelta), emmer (Triticum dicoccum), そしてeinkorn (Triticum monococcum)です。イタリアでは、それぞれ”farro grande””farro medio””farro piccolo”と呼んでいます。Farro大・中・小という意味です。今はフィレンツェのあるトスカーナ州を中心につくられていますが、もともとは地中海地域で栽培されていました。昔はよく使われていたものの…時代の流れとともに栽培されなくなっていったそうです。しかし!栄養素が豊富なために、今その価値が見直されてきています。とくに、ベジタリアン料理を中心に、また人気をとりもどしつつあります。歯ごたえのある食感、ナッツのような香ばしい穀物の香りが特徴の食材です。

〇Farroは健康にいいの??

Farroはたんぱく質、鉄分、食物繊維が、お米や小麦よりも多いです。

たんぱく質は私たちの細胞の重要な材料です。不足しないようにしっかりとりたい、3大栄養素の1つです。

鉄分は体に酸素を運ぶ、赤血球の重要な成分です。鉄分が足りないと、体に酸素が行きわたらずに、貧血になってしまうこともあります。

食物繊維は食後の血糖値や、脂質の吸収を抑える効果が期待されています。また、私たちの腸に住んでいる腸内細菌のご飯にもなります。便秘や腸内環境をよくするのに役立っている成分です。

また、Farroはポリフェノール類も含んでいます。ポリフェノールは、私たちの細胞が活性酸素によってダメージを受けるのを防いでくれます。いろんな研究が行われて、健康への効果が期待されている成分の1つです。

主食をFarroにかえると、エネルギーをしっかりとりながら、このような栄養素も同時にとることが出来るのでオススメです!ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

 薄力粉精白米
(うるち米)
Farro1食分の目安
エネルギー(kcal)367358356600
たんぱく質(g)8.36.111.125
脂質(g)1.50.92.225
炭水化物(g)75.877.677.370
カリウム(mg)11089260833
カルシウム(mg)20527221
鉄(mg)0.50.82.23.5
食物繊維(g)2.50.511.16

〇Farroってどうやって食べるの?

Farroは小麦ですが、お米のように炊いて食べます。加熱前に水に浸しておく必要があるので、前の日の夜や、お出かけ前に準備しておくのがオススメです!

~炊き方~(1人前:1/2カップ)

1、軽く水で洗って、キレイな水につけておく

2、水の量は商品の説明書きを参考にしてください。(おおよそ倍量の水をいれます)

3、30分程度、加熱します。水が少ない時は適度にくわえてください。

  芯がなく、柔らかくなったら完成です。

Farroは日のあたらない、涼しいところで、1年半くらい保管可能です。(商品の賞味期限にしたがってください)

リゾット、サラダのトッピング、肉団子やハンバーグに混ぜるのもオススメです!

〇まとめ

小麦というとパンや麺類のイメージが強いですが、世界には色んな小麦があります。Farroはお米のように食べる変わった小麦です。栄養素も豊富に含んでいて、スーパーフードのキヌアと並んで、健康への効果が期待される食材です。毎日の主食を、Farroにかえるのはいかがでしょうか?!美味しいだけでなく、栄養素もしっかりととれるご飯を目指していきたいですね。最後までお読みいただきありがとうございました!

【参考資料】(最終閲覧日:2020年9月11日)

・Farro in Italy/ the Global Facilitation Unit for Underutilized Species/ 2007

・Content of phenolic antioxidants and selenium in grain of einkorn(Triticum monococcum), emmer(Triticum dicoccum) and spring wheat(Triticum aestivum) Varieties/ J. Lachman, D. Miholova, V.Pivec, K.Jiru, D.Janovska

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