【まとめ】オーガニック食品のきほん

栄養学のきほん

みなさん、「オーガニック食品」に興味はありますか?!
私が初めていった海外:フランスで、一番驚いたことは…スーパーの食材売り場でたくさんの「BIO」商品が売られていたことです。
日本では「オーガニック食品」は、まだまだ数が少なく、高かったので、フランスの種類の豊富さ、お手頃価格には驚きました。
今回は「オーガニック食品」についてまとめていきます!

〇オーガニック食品とは…

「オーガニック食品」は「有機食品」のことです。
日本では「有機JAS」マークが目印です。そして、有機農法で作られた作物を使用した食品のことをいいます。

有機農法とは…
・化学肥料や農薬をしようしない+2年以上無農薬の土地
・遺伝子組み換えを行っていない
・環境にやさしい栽培方法

のことをいいます

この基準を満たして、品質や生産方法に問題と認められると、「有機JAS」マークとつけることが出来ます。

加工された食品では、「食品に含まれる添加物など、オーガニック食材以外のものが5%以下」つまり「95%以上がオーガニックの食材で出来ている」ものが対象になっています。

土づくりから生産方法まで、農林水産省の厳しいルールのもとに管理されているのが「オーガニック食品」なのです。

〇【豆ちしき】色んな栽培方法があるけれど、なにが違うの?!

「無農薬」「減農薬」「自然農法」などなど…
色んな表示がありますが、なにが違うのでしょう?

・「無農薬栽培」

生産期間に全く農薬を使用していない栽培方法。
つまり、その農作物を作っている期間だけが無農薬、
それ以外の期間については定められていません。
土に農薬が残っていたり、同じ土地で農作物を農薬や化学肥料をつかって育てていたとしても、無農薬ということが出来ます。
認定機関はありません。

・「減農薬栽培」

通常の栽培方法と比べて、少ない農薬で育てられたものをいいます。
しかし、明確な認定基準がないので「どれだけ農薬を減らしているのか」は農家さんの判断になります。

・「自然農法」

作物に人の手を一切加えず、自然の状態で育てる方法です。
土地を耕さず、除草せず、肥料を与えず、農薬を使用せずに、植物の力で育てます。これも認定基準がないため、栽培方法は農家さんによって違う事があります。

〇国際的な「オーガニック食品」のルール

日本の「オーガニック食品」は有機JASで管理されていますが、そのもととなったのが、「コーデックス規格」という国際ルール。
国際機関のFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で作った委員会(コーデックス委員会)によって成り立っています。
このルールは、「オーガニック食品」のためだけではなく、食品全体の安全を守るための規格基準を定めています。

13~15世紀のヨーロッパでは、国を超えた貿易・交流が盛んでした。モノや人、もちろん食べ物も自由に移動出来るようになったのです。良い面もあったのですが、移動中に食べ物が悪くなる「食中毒」などの衛生問題も起きるようになりました。
こうした危険を防ぐため、国際的なルールを作って食品の安全を守ろうとなったのが、「コーデックス規格」の始まりです。

日本はもちろん、世界187カ国とEUが「コーデックス規格」のガイドラインをもとに食品を管理しています。
ちなみに、コーデックス委員会の本部はローマ。対象は米・麦や肉・魚
、加工品まで200品目が定められています。

〇世界最大の団体「IFOAM」

「コーデックス規格」のガイドラインの参考となったのが「IFOAM」という団体が作った規格。正規式な名前は「International Federation of Organic Agriculture Movements(国際有機農業運動連盟)」で、有機栽培運動をまとめ、サポートするために作られた団体です。
本部はドイツのボンに置かれていて、127カ国が参加しています。
合成殺虫剤の禁止、土の基準、気候変動、生物多様性、持続可能な開発など、自然と健康についての活動を行っています。

〇まとめ

最後に全体をざっくりまとめていきます。
「オーガニック食品」は「有機栽培」された食品のこと。その認定は国際ルール「コーデックス規格」をもとに、農林水産省が管理していること。
世界では「IFOAM」が活動を行っていること。
お買い物にいったら、ぜひ「オーガニック食品」を探してみてくださいね!

参考資料(2020年8月10日)
・有機農産物 検査承認制度ハンドブック(改訂第5版)
・有機加工食品の日本農林規格(令和2年7月16日施行)
・IFOAM Organics international / https://www.ifoam.bio/
・CODEX ALIMENTARIUS / http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/en/

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