【地域別】イタリア×チーズ

イタリア豆知識

ビザからティラミスのマスカルポーネチーズまで、チーズはイタリア料理にとってなくてはならない食材です。今回はそんなチーズについてまとめていきます。

〇チーズの歴史

チーズの歴史は紀元前1000年頃ともいわれています。ローマ帝国の時代には、兵士の食料として、毎日20gのチーズを配給していたそうです。この時代のチーズは、ギリシャから伝わった製法で作られていました。ちなみに、それは羊のミルクで作る「ペコリーノ・ロマーノ」ではないかと考えられています。

その後、北の方から牛の酪農がはじまり、様々な種類のチーズが作られるようになりました。現在では400~600種類もあると言われています。

〇品質管理ラベル「D.O.P」ってなに?

世界中には色んな品質の認定制度がありますよね。ベルギーの「モンドセレクション」はよく聞くと思います。チーズの品質管理は、EU基準の「D.O.P」(Denominazione d’Origine Prottetta)で管理されています。これは原産地名称保護制度といって、地域に根差した伝統食材の品質保護する制度です。ヨーロッパには地域の有名食材が沢山あります。「シャンパーニュ地方のシャンパン」や「パルマのパルメジャーノ・レッジャーノ」などなど。これらの名前を使った偽物が出回らないようにするため、「D.O.P」によって規制をかけています。「D.O.P」がついているという事は、正真正銘のその土地の特産品ということです。この制度によって、伝統チーズの品質とブランドを守っています。

また、「D.O.P」以前はイタリア独自の「D.O.C」(統制原産地呼称)を使っていました。どちらの制度も、それぞれの団体で認定をしているので、イタリアチーズにはどちらかのマークか、どっちかのマークがついています。

〇地域別!ご当地イタリアチーズ

【北イタリア】

アルプス山脈やその山麓、ポー川が流れるパダーナ平野など、自然豊かな風土を活かしたチーズが作られています。また、北部はイタリアチーズ生産がさかんで、生産量のほとんどがパダーナ平野沿いといわれています。

・ロンバルディア州

ミラノをかかえるイタリアで一番大きな州です。「ゴルゴンゾーラ」や「マスカルポーネ」などの柔らかい食感の有名チーズを作っています。

・エミリア・ロマーニャ州

自動車産業の中心地。食品の生産も盛んで「バルサミコ酢」「パルマのハム」など有名食材を作っている地域です。代表的なチーズは「パルメジャーノ・レッジャーノ」です。

・ヴェネト州

水の都ベネツィアのある州。さまざまな「D.O.P」認証チーズを生産しています。「ピア―ヴェ」が有名です。

・ピエモンテ州

オリンピックで有名になったトリノのある州。アルプス山麓の土地を活かした食材を数多く生産しています。トリュフやワインも有名で、ハード系チーズの産地です。また、「地産地消や伝統食材の保護」を目指すスローフード発祥の地でもあります。

【中・南イタリア】

暑く乾燥した気候の中・南イタリア。地中海の気候と岩場、丘などで羊や山羊を育てています。

・ラツィオ州

ローマのある州。イタリア最古のチーズ「ペコリーノ・ロマーノ」をつくっている。保存のため、塩をたくさん使っているので少し塩辛いのが特徴。

・モリーゼ州

イタリア2番目に小さい州。ひょうたん形の「カチョカヴァッロ」や山羊ミルクで作る「リコッタ」が有名。

・カンパーニァ州

南イタリアで一番大きい州。ナポリのある州でもあります。水牛製のチーズ「モッツアレラチーズ」の原産地です。

〇まとめ

地域と風土を活かして作られるイタリアのチーズは、種類が豊富です。旅行で訪れたら、観光と一緒に地元チーズにもチャレンジしてみてくださいね!

【参考資料】

〇世界のチーズ図鑑/NPO法人 チーズプロフェッショナル協会/2019年9月30日第5刷

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