熱々でモチモチのイタリア代表食!世界中で愛されるナポリピザTSGまとめ

だれもが一度は食べたことのあるイタリア料理といえば、ピザではないでしょうか。熱々の薪窯で短時間で焼き上げるナポリピザは、老若男女問わず大人気。今回はおいしいものが溢れるナポリを代表する料理、ナポリピザTSGについてまとめてみました。

特徴

まずは一般的なルールから。ピザといえば…トマトの赤、バジルの緑、モッツァレラチーズの白…イタリア国旗カラーのマルゲリータが目を引きますよね。ナポリピザの特徴は、なんといってもモチモチ生地の食感です。高温の窯で短時間で焼き上げるので、外は香ばしく、中身はもっちり柔らかに仕上がります。

また、新鮮なトマトをつかうので、シンプルだけれど濃厚で…素材の味がじゅわっと口に広がります。甘みの強いチェリートマトを使うレシピは、噛むほどに旨味が感じられるのです。

トッピングは主に2つ。トマトとバジルだけのマリナーラ。そこにモッツァレラチーズをのせたマルゲリータです。シンプルで美味しい、ナポリにいったら一度は食べて欲しい1品です。

・サイズ:35cm

・厚さ(中心部分):0.4cm

・ピザ耳の厚さ:1~2cm

・食感:柔らかく、弾力があるモチモチ生地

・トマトソース:新鮮なプチトマト・チェリートマトの甘めのソース

・トッピング:マリナーラ(トマト、バジル)、マルゲリータ(トマト、バジル、モッツァレラチーズ)

材料とつくりかた

ナポリピザは材料、つくりかたが決まっています。それ以外のオリジナルは、ナポリピザを名乗ることはできません。

材料

・小麦粉

・酵母

・ミニトマト(チェリートマト)

・塩

・エクストラヴァージンオリーブオイル

トッピングによってお好みで…

・ニンニク

・オレガノ

・水牛モッツァレラチーズ、モッツァレラチーズTSG

・バジル

つくりかた

~ピザ生地を準備する~

1,小麦粉、水、塩、酵母を混ぜ合わせてピザ生地を作る

2,1次発酵は2時間程度、1枚分の生地(180~250g)に切り分けて2次発酵を6時間おこなう(発酵温度:25℃)

3,ピザ生地を伸ばして、成形する(中心部分の厚さ:0.4cm、周辺:1.0cm)

4,トッピングをする

①マリナーラなら…

トマト70~100g、塩、オレガノ、ニンニクのスライス、エクストラヴァージンオリーブオイル4~5g

②マルゲリータなら…

トマト60~80g、塩、モッツァレラチーズ80~100g、バジルの葉、エクストラヴァージンオリーブオイル4~5g

~焼きかた~

重要なポイントは…高温のまき窯で、短時間でこんがり焼きあげること。余分なトマトの水分が飛んで、モッツァレラチーズがトロっと溶けはじめるころが、ベストな焼き加減です。

・窯床面の温度:485℃程度

・窯内の温度:430℃程度

・焼き時間:60~90秒

・ピザ生地の温度:60~65℃

・トマトの温度:75~80℃

・オリーブオイルの温度:75~85℃

・モッツァレラチーズの温度:65~70℃

ナポリピザの歴史

ナポリピザの起源は1715~1725年ころ、イタリアのシェフ、哲学者、学者であったVincenzo Corrado の本が最初といわれています。18世紀のナポリの様子や、地中海料理について初めて書き記したのも彼とされているのだそう。

15世紀の大航海時代にスペインがアメリカ大陸に進出、発見したトマトをお持ち帰りしました。それがヨーロッパの国々に広まって、17世紀ころから地中海地域を中心に、トマトの郷土料理がつくられるようになります。ナポリの辺りでは、マカロニやピザ生地と組み合わせた料理が生み出され、それがナポリピザの起源とされています。

世界的に有名なマルゲリータピザといえば、マルゲリータ女王の話が有名ですね。1889年ウンベルト1世とナポリを旅行中に、はじめて食べたピザに女王は大絶賛。昔のイタリアでは、穀類や野菜をたくさんつかった料理は、貧しい庶民の食べものと考えられていました。ピザも階級の低い人たちの食べるものと思われていたのです。しかし、この出来事をきっかけにピザの人気は爆上がり。女王のお気に入りピザは、女王の名前がつけられ親しまれるようになりました。

ピザの起源は諸説ありますが、たくさんの人に親しまれ、南イタリアから北イタリアへ。そして今では、世界中で食べられる料理になったのです。

EU認証マークTSGってなに?

EU認証マークは全部で3つあります。POD、PGI、TSGです。伝統製法の食材を守るために国際ルールを設け、偽物を防ぐためにつけられるマークです。最初の2つ、PDO、PGIマークは生産地と製造法を規制します。伝統製法をアレンジすることを禁止して、特定の産地でした商品をつくれないように制限をかけるものです。シャンパンがシャンパーニュ地方でしか作れない、またその名前を他のものに使うことが出来ないのは、この認証ルールに守られているからです。

ナポリピザの認証マークTSGは、伝統的な製造方法を守るためのものです。決められた伝統製法でつくった商品だけが、その名前を使えます。生産地の制限はないので、世界中どこでも作ることが出来ます。決められた食材とレシピにしたがって作られたものだけが、ナポリピザとメニューに書けるのです。

たとえば…寿司で考えてみると…

アメリカに渡った巻き寿司は、アボカドなどの現地食材と組み合わさって、カルフォルニアロールになりました。日本の伝統的な料理ではないものの、寿司という名前で世界中で親しまれています。もし寿司がTSGマークで保護されたら、カルフォルニアロールは寿司という名前を使うことが出来ません。カルフォルニアロールと寿司は別な料理といわなければなりません。新しいアイディアを制限してしまうこともありますが、寿司という名前の質の悪い偽物が出回るのを防ぐことができるのです。

ナポリピザTSGは、TSGマークと公式マークが付けられています。ピザを選ぶときに参考にしてみてくださいね。

ナポリピザで大切なこと

ナポリピザで重要なのは…出来立てを食べること!

ピザの冷蔵や冷凍保存は禁止されています。ちょうどいい水分、食感で焼き上げるナポリピザは、ぜひ焼きたてを味わってください。アメリカやシカゴピザ、ローマのピザとは違うモチモチ食感と、薪窯の香ばしい香りがとてもおいしいのです。

そして、一生に1度は…ぜひナポリで食べてみてください。やっぱり、新鮮な地元の食材でつくる本場ピザは、ひと味違います。イタリアには地域によって違う食文化があり、様々な郷土料理があります。この記事を書くことで、たくさんの人にイタリアの食材に興味を持ってもらうこと、旅行中の食事が楽しく、おいしいものになるといいなぁと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

おまけに…ナポリで行ったお店をのせておきます。

・Gino e Toto Sorbillo(Via dei Tribunali, 32, 80138 Napoli NA)

かなり並ぶので、時間を外すか、営業時間の前に行くのがオススメです。海側には食べ歩き用の揚げピザも売っている店舗もあります。

ちなみに、揚げピザ(Pizza Fritta)はこちらがおいしかったです。

・Da Gennaro(Via Giuseppe Simonelli, 14, 80134 Napoli NA)

とにかく安くて、ボリューム大です。家族経営の小さなお店のようで、おじいちゃんが頑張って作っている姿に、思わず応援したくなります。お店にはメニューが掲示されてないので、事前に宅配サイトにのっているメニューをチェックしておきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました